コブウシ土偶 紀元前2200-2000年頃 バローチスターン(パキスタン西部)
体長10cm程度の小さな土偶ですが、力強い角、クリっとした目、背中のコブ、そして尻尾などが、土の造形と濃い茶色の筆で表現されています。コブウシは南アジアを原産とする牛で、背中のコブが特徴です。古くから家畜になっていたので、このように土偶や印章、土器などに多くあらわされています。
墓に入れられたとも思われるこのコブウシ土偶は、何に使われていたのかはわかりません。生き生きとした愛くるしい表現から、コブウシが当時の人々に大切にされ、愛されていたことがわかります。
担当者からのコメント
コブウシ三兄弟。可愛いので後ろ姿もご披露します。